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記録はこちら 常任委員会記録(平成27年) | 函館市

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(病院局 入室)

午前10時31分開議

委員長(池亀 睦子)

・ 開会宣告

・ 議題の確認

1 調査事件

(1) 函館市病院事業経営における今後の対策について

委員長(池亀 睦子)

・ 議題宣告

・ 本件については、6月30日開催の民生常任委員会において、市立函館病院の赤字の原因と黒字に向 けた対策等について確認することとしていたので、理事者に出席いただいている。

・ それでは、6月2日付けで配付されている平成26年度函館市病院事業の経営実績をベースに説明を 願う。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 私から、病院事業の現状と今後の対策について説明をさせていただく。まず、事前にお配りをした 資料、平成26年度函館市病院事業の経営実績について御説明を申し上げる。

・ 資料説明:平成26年度 函館市病院事業の経営実績 (平成27年6月2日付 病院局調製)

・ 以上、平成26年度の病院事業の経営実績について、雑駁だが御説明申し上げた。それで、資料は特 に用意していないが、こうした平成26年度の状況を踏まえ、今後の対策についての概略を御説明をさ せていただきたいと思う。

・ この経営の改善策としては、前段いろいろ御説明した中で言っているように、ドクターヘリ対応の 工事に伴う入院制限の影響により減少した患者数の回復のために、より積極的な患者の受け入れに努 めるほか、新たな診療報酬加算を取得して増収を図るとともに、薬品、診療材料の一括調達による材 料費の削減、さらには民間コンサルタント業者のベンチマークデータを利用した個々の診療のコスト 管理などを行って立て直しを図ってまいりたいと考えている。

具体的には、工事に伴う入院制限の影響を少しでも緩和するために、休止をしていた精神病棟の一 部、これを5月末まで一般病棟として活用していたが、本棟からの動線の長さなどから医師の負担が 大きいという状況になっていた。このたび、病棟のほうに係る工事が終了し、本棟において積極的な 患者の受け入れが可能となった。これにより、患者数の減に伴って減少していた手術件数が増となる と考えていて、このたびの工事により増床となった救命救急病棟、22床を24床にして運用しているが、 こうしたものの活用及び手術室の効率的な運用を考えることにより、手術件数が5%程度はふえるも のと期待している。また、看護師の習熟度の向上が見込まれる――若い看護師さんが多いものだから

――冬以降には、救命救急病棟の病床数もさらにふやせるのでないかということで検討をしている。 それから、新たな診療報酬加算としては総合入院体制加算2、あるいは特定集中治療室管理料2と いったものの取得も予定をしている。これらにより、今年度の下半期で約1億円、通年ベースでは約

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2億円というような加算の部分での増収が見込まれるほか、ほかにもいろいろ小さい加算がある。こ ういった少額の加算の取得についても、とりこぼしのないよう取り組んでまいりたいと考えている。 それから、薬品、診療材料の購入については、一括調達方式に変更することにより他の病院での購 入価格等の情報を持つ業者のノウハウ、こういったものを活用できるようになるので、通年ベースで 6,000 万円程 度の削 減効 果があ るも のと期 待して いる 。後発 医薬 品の採 用につ いて も、よ り積極 的に 切りかえを進めてまいりたいと考えている。これも、効果額として数千万円が考えられるところだ。 それから、民間コンサルタント業者のベンチマークデータを利用した個々の診療のコスト管理につ いては、例えばおのおのの治療だとか手術後の管理段階における薬の使用期間の分析を行って、他の 施設の平均投与期間が函病よりも短ければ、例えば函病でも1日分を減らせるのではないかというよ うな検討を医療現場において症例ごとに検討していただくというようなことで考えている。また、手 術等で使用する診療材料の購入価格をほかの病院と比較するなどし、こういったことで1床当たりの 利益率の改善を図るという取り組みである。この結果として、材料費の縮減のほか査定時の改善を期 待している。

今年度においては以上のような改善策を考えているが、新聞報道等でもある、今後、北海道が策定 をする地域医療構想との整合を図るとともに、医療と介護の連携に向けた地域包括ケアシステムも視 野に入れ、2025年の地域の医療需要等を踏まえた新しい公立病院改革プラン、これを平成28年度中に 策定するように国のほうから求められている。その新改革プランを策定する中で、改善策等について さらに検討を深めてまいりたいと考えている。

・ 私からは以上だ。よろしくお願いする。

委員長(池亀 睦子)

・ お聞きの通りだ。ただいまの説明も含め、本件について各委員から何か発言ないか。

能登谷 公委員

・ いっぱいあるんだけどね、まず一番最初に聞きたいんだけれども、以前、四半期ごとにいわゆる決 算を出してたんだ。それで、その効果もあったせいかずっと黒字を計上してたという部分があると思 う。なぜ、四半期ごとの決算というか、ああいう部分をやめたのか、その理由をまず教えてほしい。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 四半期ごとの成績は確かに過去に出していたんだが、もともと以前、改革プランを策定した段階で 四半期ごとに収支実績を、改革プランとの比較ということで御報告をしていたということもあって、 それが、もともと改革プランをつくったときに、経営改革評価委員会という民間の方々も入れた委員 会を設けていて、そこにそのデータを出しながら、出した都度こちらの民生の委員会にも御報告して という形で進めてきてたようなんだが、それが黒字になったときに評価委員会のほうの報告も年4回 だったものが半年に1回という形になったようで、それで少し四半期ごとの報告から半年1回ずつに なっていったということで民生の委員会のほうにも、議会のほうにもちょっと報告がそういう形で出 ていかなくなったという実態があった。それについては、今、四半期ごとの報告の形というか、実績 も含めて計画と実績の相違ということで出していくということで検討していて、数字はつくっている。 それについては、経営改革評価委員会のほう、民間の方も含めた委員会のほうにもお出しするし、民

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生の委員の方々にもお示しをしていこうと考えている。

能登谷 公委員

・ やっぱりね、危機管理じゃないけども、そういう四半期ごとにやってた部分というのは、それは職 員もそうだし、それからいわゆる看護師さん、ドクターも含めた病院全体の経営理念というか、そう いう部分の中に絡んできてた部分だと思う。そしてやっぱり四半期ごとに、これが大きくなった、こ れが少なくなった、こういうことをすれば支出が少なくなり収益が高まると。

で、私はそういう部分の中で、超急性期でないけども、今、大体在院が14日くらいだよね。一時は 21日くらいあったのが17日になって今は14日。確かに患者さんのほうからあんまり早いんでないかと いう話もあるけども、だけども私は、超急性期じゃないけども、それを推進した立場から言えば、次 をやるのは民間のほうに行ってくれという、最初の部分はうちはやりますよと、で、次はやらない。 そういうふうな中で回してきた部分があって、それの中で収益実績を踏まえてきてたという部分。で、 やっぱり手術件数とか、いろんな部分の中で点数が大きくなってきた。薬剤は薬剤の中で、いわゆる 薬剤師が入って、それで点数を上げてきた。そういう部分の積み重ねが、やはり黒字の積み重ねにな ってきたんではないかと私は思うんだ。

だから、例えばそれが今回のような工事があってどうのこうのという部分の中にあるけども、あっ たとしてもそういう努力があってこそ、これがあったからしようがないじゃなくて、これはやっぱり 四半期ごとのそういう部分を見ることによって1つの目標に向かう、黒字に行くんだと。で、赤字を 減らしていくんだということの、職員一致となった部分がこれからも必要でないかと思うんだ。そう いうのの中で、これからそういう部分を再度やっていくおつもりはないのかどうか聞かせてほしい。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 今、能登谷委員のほうから御指摘いただいたとおりのことで、これについては、前段申し上げたよ うに3カ月ごとの実績を出させていただきたいなと考えているし、院内的には、函病の中で院長のほ うから3カ月に1回というか実績ごとに、それは院内の説明会というような形で職員には周知を図っ ていて、今回も8月に入ってから院内で2回ほど全職員を対象とした説明会を開く予定ではある。そ ういった形での、院内部分での取り組みはやっているので、対外的な部分での取り組みについては、 数年前の形に戻させていただいて、四半期ごとに実績を出すという形にさせていただきたい。

能登谷 公委員

・ 特にこの資料で見ると、備品、いわゆる材料費とかいろんな備品の部分が、それまでもある程度の 部分があったんだけども、去年あたりがかなり多くなってる、材料費、備品と。やっぱりそれはドク ターの言うままになってる部分が結構あるんじゃないかと――いや、これは私の推測だ。私の推測だ けど、ドクターの言うままになって、どうしてもこれが欲しいんだと、この器械を買うために、で、 これを何とかと。そしたらこれに部品が、こういうのがついてるから、本当は要らないんだけどこれ も欲しいという形の中で、確かに欲しがりませんという形の――欲しいんだよ、結局ね。これやるた めにこれがあれば便利だというのはわかるんだけども、そういう部分を少しずつでも削減することに よって、やはりこれだけで10万円だ――高いからね――10万円。これをつけることによって15万円だ ったんだけども5万円ずつ減らしていくとか、そういう努力をしていかなければだめだと思ってる。

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・ それともう1つ。大ざっぱに聞かなきゃなんないけど、特に南茅部病院、南茅部病院の収支の部分 と、そのいわゆる差だ。函病の収益と支出の規模的な考えからいって、それから南茅部病院の規模的 な考えからいったら、とんでもない数字なんだ、南茅部病院の数字。例えば、函病の場合は支出―― 出て行く金が2に対して収益が1.5ってことないけど1.8だとか、そういう形だけど、南茅部病院の部 分と いう のは 出て行 く金が 3で 収益が 0.5と 、極 端な話 だけど 、その ような 収支 だ。 このま まこう い うような収支をして、今回は特に多かったのは退職金だと。で、毎年退職金がこのぐらい多くなって いく可能性というのはあるのかどうか。それと収支率というのは、このままずっと大きく大きく推移 していく可能性があるのかどうか。全然、ずっとこれは大丈夫だよということなのかどうか。その辺 をどういうふうに考えられてるか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 南茅部病院については、今年度についてはこういう数字だけれども、確かに委員おしゃるとおり、 例えば5ページの表でも3病院の、一番下にそれぞれの資金の過不足額について出しているけれども、 南茅 部病院 につ いては 6,000万 円と か1億 円とか 、まあ平成24年度、 平成25年度が2,600万円、1,100 万円というような数字で、退職金だとか大きいものが出てこなければそこそこの数字にはなり得るん だけれども、やはりそうは言っても人件費部分での変動が大きいものだから。ただ今後、たまたま今 回は副院長先生だとか事務長とか長く務めた方が、退職金の方が3名ほどいらっしゃったので、こん なに大きく出てくることは余りもうないのかなとは思うけれども。

だから、南茅部病院については、なかなかそういった部分で人件費の、退職金の影響を大きく受け て、変動はあるんだけれども、南茅部病院の今後のあり方にもかかわってくるので、ここについては 前段申し上げた地域医療構想の中で、南渡島二次医療圏の医療の状況をどういうふうにしていくのか、 各病院の、結果的にその病床数をどういうふうにするのか、それから医療と介護の連携で地域包括ケ アシステム、南茅部地域の医療と介護のあり方、結局誰がどういうところでどういうふうに、高齢者 だとか障がい者の方々の面倒を見るのかという部分にもかかわってくるので、これについては平成28 年度策定の改革プランの中で検討するけれども、プラン策定の前段でいろいろ皆様の御意見も聞いて いかなければならない場面が多々発生するかと思う。そういったところで、それぞれちょっと御相談 をさせていただきながら進めたいと思っている。

能登谷 公委員

・ き ょ う 1 日 で 終 わ る 話 で は な い と 思 う ん だ け ど 、 極 端 な 話 、 5 億 7 , 0 0 0 万 円 の 収 益 に 対 し て 6 億 9,800 万の支 出、普 通の 商売な ら考 えられ ないん だよ。 私は 商人 出身だ から、赤 字をこれだけ抱 えて たらもう頭を抱えて大変なんだ、銀行だって貸さないだろうし。だけど、こういう部分の中で考えれ ば、公立病院だからこれがどうのこうのでなくて、やっぱり人件費を抑えていくこともやっぱりそれ は……。で、私は今回は聞かないけど、まだ南茅部病院の院長の給料というものが余りにも高すぎる のではないかと、未だに高すぎるような気配がある。だからやっぱり、うちの院長、あるいはうちの 局長なんかのもんでないとんでもない給料をもらってるわけだから、そういう給与改定とか、やはり 病院自体の改革を、南茅部病院自体の改革をしていかなければ。大きな大きな改革。うちの副委員長 は南茅部出身だからおもしろくない話に聞こえると思うけれども、それもやはり南茅部の住民の人た

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ちのための改革になると思ってる、私は思う。だから、そういうことを考えていけば、やっぱりいろ んな部分の中でこれから作業をしていかなければならない部分だと思う。

・ きょう1日限りで終わる話ではないので、きょうはざっくりこういう話の中で終わる。

委員長(池亀 睦子)

・ ほかに、御発言は。

斉藤 佐知子委員

・ これまで平成22年度から平成25年度は黒字で、今回赤字に転じたという。で、その赤字に転じた大 きな原因は、ドクターヘリによる工事で入院患者さんが減ったこと、それからDPCⅡ群からⅢ群に 診療報酬の単価が変わったことによって減ってるというお話だった。それは承知の上でお聞きしたい と思うけれども、1ページ目の患者数というところで函館病院の患者さんのことが書いている。外来 の患者数に関して、ここの説明では一般では地域の役割分担が進まなくて目標よりも多く、87.9人上 回ってきたと。何か上回ってきたのがありがたくないような書き方になっているが、実際にはそれに よっての外来収益というのは平成26年度はふえているわけだよね。そういうあたりで、この地域での 役割分担が進まない、それはどのようなことが含まれているのかちょっとお聞きをしたいと思う。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ ちょっと確かに、表現上どうなのかという御指摘だ。函病の、この地域における役割分担という形 ではやはり、御存じのとおりの急性期病院なものだから、急性期の患者さんが中心だということで、 まずはかかりつけのお医者さんにかかった上で紹介状を持ってきてくださいと、そういう意味での役 割分担がなかなか進んでない、紹介状なしでとにかく函病に行って診てもらうんだという形の方が結 構いらっしゃると。だけれども、斉藤委員おっしゃるように、そういうことでの外来収益の増という 部分も確かにあって、外来のほうではプラスになっている部分もある。だから、本当に痛しかゆしな んだけれども、そういうことで役割分担を進めて、とにかく紹介患者をきちんとふやすんだというこ とで、そうすれば、考え方だろうけれども少し外来の患者数は減ると。だけれども、その分で今度は 入院患者を診れる時間がふえるというようなことで、外来を減らして入院をふやして診ていくと、そ ういうような図式を考えているところだ。そういう意味で、前段言ったような役割分担で、やっぱり きちんと急性期とかかりつけ医――地域のクリニックのお医者さんのほうから紹介状をいただいた上 でこちらにかかっていただくというような流れをもう少しきちんとさせたいと考えているところだ。

斉藤 佐知子委員

・ それで今、かかりつけ医の方から紹介状をしっかりいただいて、いきなり函病にかからないという そのルートをしっかりとつけていきたいというお話だった。それは私もそのとおりというか、いいと 思うんだけれども、実は、その市内というか、全てを把握しているわけではもちろんないんだけれど も、ある個人病院の方から函病への紹介状を出すのが、何と言うんだろうか、かかりつけ医から函病 に紹介状を出す、その出し方がほかの病院よりも大変面倒だというふうに私は聞いている。函病に関 しては、そこのかかりつけの病院から函病にファクスで事前に紹介状を出す、そうすると函病はその 各外来の、当然受診の日にちやら時間があるよね、どこの病院も今は予約をとってるというのがほと んどで、函病ももちろんそうだと思うんだが、そうなったときに函病の場合は紹介状をそうやってフ

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ァクスで出すと函病から日にちの指定が来る。要するに紹介状が来た場合、あんたはこの外来だとい ついつ来てくださいと、そういう紹介状の返事が来ると。だが、ほかの病院の場合は、その紹介状を 持って総合病院とかほかの病院に行くと、別に相手からいついつ来てくださいという指定ではなくて、 予約をとっていなくても紹介状のきちんとした窓口があり、そこに持っていくと優先的にというか、 自分が都合のいいときに行ってすぐ診ていただける。

やはり紹介状をもらった立場の患者さんというか、そういう方々はやっぱり不安だし、一刻も早く 大きな病院でその結果がどうなのか、診療を受け、検査を受け、一刻も早くそういうのを知りたいと 思うんだ。それなのに紹介状を出して、おたくはいついつ来てくださいという日にちを待つという、 その間の不安だとかいろんなことを考えると、なかなかその個人病院のお医者様は、はっきり言って いついつそういう指定で、すぐ診てもらえるかどうかはわからないというふうなことも言われ、やっ ぱり患者さんの不安とか一刻も早く診てもらうのには函病じゃない病院に紹介をつい出しがちだとい うお話も、私は聞いた。

そういう意味では、先ほどおっしゃったように、少しでもそういう紹介状をもらってそういう患者 さんをふやすというのであれば、その紹介状の流れという部分では、少し函病としても私は一考する 余地があるじゃないかっていうふうに思うんだが、そのあたりはいかがか。

○市立函館病院事務局医療連携課長(大島 俊宣)

・ 今、予約に関しての御質問があったけれども、うちの病院の予約に関しては予約枠という――ほか の病院さんが返事が早いというのは、事前に連携課としての予約枠を持っているという部分で、すぐ 紹介があった場合にはその予約枠に入れて返事が返せるということなんだけれども、うちの診療科で 予約枠を持ってる診療科が少ないということで、一回一回紹介をいただいてから先生のほうに確認を とって、それで御返事をするということで時間がかかってるというのが事実だ。

私のほうとしてもできるだけ予約枠を欲しいということで各診療科の先生とのお話はしてるんだけ れども、今、話があったとおり、外来患者が多いということで逆に予約枠がとれないという状況だ。 だから、先ほどあったように、やっぱり機能分担をしていくということではある程度、薬だけの患者 さんとか、そういう患者さんを少なくしていって、こういう予約枠をとって御紹介があった場合には 速やかに返事ができる体制をとりたいということを私たちも考えているので、そのために薬だけの患 者さんとかはかかりつけのお医者さんに行っていただくということもこれから積極的に取り組んでい きたいと考えている。

斉藤 佐知子委員

・ 今の御答弁だと、各科に予約枠というのがあるという話だが、科によっては予約枠がない科ってい うのもあるっていうことなんだろうか、今現在。

○市立函館病院事務局医療連携課長(大島 俊宣)

・ 約半分くらいの科は予約枠を持っていないということで、特に消化器とか呼吸器とかについては、 一件一件来た紹介状をもとに先生のほうに確認をして予約時間をとるという作業をやっている。

斉藤 佐知子委員

・ それではさっき言ってる御答弁――急性期の病院であると、できればいきなり来る患者さんよりは

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きちんとかかりつけ医から紹介状をもらってきてくださる方をふやしていきたいという気持ちがある んであれば、どこをどうするかっていうのは各科でしっかり予約枠をとるとか、うちの病院はまず急 性期病院で紹介状をもらった患者さんを最優先にいたしますとか、そういうことをきっちりと受診し てくださる方々にも周知をすること。そのことで、予約の患者さんが入っていても、紹介状が入った ら、じゃあ自分が多少時間がずれてもそれはやむを得ないんだなというふうに思うこととか、まだま だそこの部分で考えていく余地はあるんじゃないかなと私は思うんだけれども、そこを積極的に、先 ほどこれからの改善策というところで、ドクターヘリの工事が終わったことによって減少した患者さ んも回復して、患者さんの受け入れに努めていきたいっておっしゃっていた。それはドクターヘリに 限らず、今言ったこの外来の患者さんの受け入れもさらに努めていくと捉えていいんだろうか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 入院の患者さんについては積極的に受け入れると。それとは、外来の話はまたちょっと別かなとは 思っている。入院については、そういう紹介状をいただいたような患者さんから入ってくる入院の方 もいらっしゃるし、函病の場合は特に救急でいらっしゃる方も多いものだから、そちらのほうの受け 入れについてはこれまで以上にしっかりやっていくという姿勢ではある。

斉藤 佐知子委員

・ わかった。入院の患者さんはもちろんしっかり努めていくし、先ほどおっしゃったように外来の患 者さんも地域での役割分担をしっかりとして進めていっていただきたい。で、そこに関しては今言っ たように、紹介状に関する予約枠とか、いろんなところでまだまだ再考する余地はあると思うので、 しっかりそこを医療連携のところで進めていっていただきたいと思うので、よろしくお願いする。

・ それから次に、未収金のことをお尋ねする。未収金に関しては、11ページの推移を見せていただく と、どんどん未収金の額は減ってきていて、大変努力をなさってるんだなというのはわかるけれども、 基本的には本当に、ここに書いているように新規の滞納を発生させないというのが大変重要だという ふうに思うんだが、退院をする際にお金を払わないで、例えば後でコンビニの納付とか退院する時点 で払わないで退院をするっていうことも可能なんだろうか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 基本的には、退院時に払っていただいた上で御退院いただくという形に当然なっているわけなので、 ここのところは余り今おっしゃったようなことにはならないはずなんだけれども、ただ、例外的に退 院直前に何らかの変更で請求が変わってしまったというようなことだと退院後にその分を払っていた だくということも出てくるし、あと救急で来た方で、救急車に乗ってくるものだから、身元も余りよ くわからないまま、とにかく今、この目の前の命を助けるということで治療をさせていただいた上で、 それで病棟に行ったときに例えば保険に入っていない方だとか、それからなかなか御家族もわからな いような状況だとかということになると、治療が終わった後に実際にお支払いいただく段階で、いや、 一括ではとても払えませんというようなことになる例が結構あって、そういうことに関しては退院時 に分割だとかっていう御相談をお受けするし、場合によっては福祉部門のほうにつなぎをかけて、例 えば生活保護の御相談のほうに行っていただくだとかっていうようなこともやっているけれども、そ ういう意味で退院のときにはとにかく極力お金をいただいた上で退院していただくということにして

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いるけれども、いろんな事情によって退院時に全額をお支払いいただけないまま御退院いただくとい うこともある。

斉藤 佐知子委員

・ 特に 救急 なんか は本 当に大 変かな とは思 う。 ただ 、1億 4,000 万円の 中で回収 不能の不納欠損 とし て、 先ほど 5,900万 円と いった ら半 分が不 納欠損 とな ってい くと 。なか なか本 当に 回収は 厳しい かな と思うんだが、ここに「休日退院の事前精算」と書いてるんだけど、休日に退院をされるという方も いらっしゃるということなんだろうか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ どうしても地方からお見えになった方だとか、御家族がお迎えに来られないということで、土日に 退院というような例がやはりある。市内の場合だと、金曜日に退院いただくという例も結構あるけれ ども、やっぱり地方の方、それが市内の方でも御家族の都合でお迎えに来られないというようなこと で、土日の退院ということになる方もいらっしゃるので、結構休日退院ということもある。

斉藤 佐知子委員

・ どうしてもやむを得ないという場合はあると思うんだが、基本やっぱり休日のときっていうのはほ かの精算だとかいろんなものは全部、医療の事務部門ってお休みだと思う。だから、しっかりと事前 の精算をして払っていただくというのがまず基本だと思うので、今後もしっかりと未収金がどんどん 減っていくように収納をしていくというか、それは今後もしっかり進めていっていただきたいと思う。

・ 私の質問は以上で終わる。

委員長(池亀 睦子)

・ ほかに御発言ないか。

金澤 浩幸委員

・ 何点 か確 認した いん だが、 まずド クター ヘリ 、こ れの導 入によ って補 助金 として 8,406万円、 支出 の経費として9,022万円。ここの分だけでいくと単純に500万円くらいの赤字ということだけれども、 今までの間の受け入れの件数だとか、そこら辺の収入の増だとか――受診されるということで収入は 増するわけだよね、そこら辺というのはどのくらふえているのか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ ドクターヘリについては、ちょっとまだ6月末時点の数字だけれども――その後の7月中も結構飛 んで いるけ れど も―― 6月末 の時 点で、 今年度 の要 請件数 100件 に対し て実 際の出 動件数 が78件 とい うような形だ。22件については、要請はあったんだが天候の状況だとか諸々の状況によって飛べなか ったというようなことだ。

・ で、ドクターヘリに伴って、例えば函病に運び込まれた患者さんの収益という部分では、なかなか それだけで捉えていないので、数字的にはまだちょっとこちらでは押さえていない。

金澤 浩幸委員

・ じゃあ、ドクターヘリが就航してから78件、6月末までにそのくらいの件数が来られてるというこ とだよね。で、これ傾向としてはこれからもどんどんふえそうな状態だろうか。これをやることによ ってどんどん函病として収益の悪化につながっていくということになるんだろうか。そこら辺の見解

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というのはどうですか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 今、78件というのはドクターヘリが飛んだ件数で、実際に函病に下ろした件数となると恐らくこれ の半分以下なのかなと。御存じのとおりスタート時点で、市内のそれぞれの病院の御協力もいただき ながらということだったので、例えばだが6月だと28件――約30件ほど1カ月で飛んだんだが、この うち函病におろしたのは10件ということで、例えば中央病院だとか五病、それから国立病院、協会病 院、函館脳神経外科、新都市病院、渡辺病院と、こういったところに、それぞれの近くの小・中学校 のグラウンドだとかにヘリをおろして、そこから救急車でそれぞれの病院に運んでいるということに なっている。だから、函病のばかりに大きな負担がかかっているということではない。

金澤 浩幸委員

・ わかった。じゃあ、月当たりでいくと10件ほど函病には患者として来られるということだ。で、私 が聞きたいのは補助金が入っていて経費の支出があって、基本的には経費部分が上乗せして出し前が どんどんふえていくわけだよね。ただヘリが運航することによって、今まで函病に来なかったような 患者さんもふえて、それが収入に貢献するということは考えられないのかということを聞きたい。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ ドクターヘリの運航に関しては、恐らくの話だけれども、運んでくる時間が短くなるわけだからそ れだけ救命できる患者さんがふえるんだろうなということではあるが、もともと3次の病院というこ とで渡島、檜山の救急の最終のとりでなので、いずれにしても診るところがない場合は函病に救急車 なりで運んできていた。それで、心肺停止状態の患者さんについては基本的に全て函病で受け入れて るという状態にあったので、それに伴って急激に収益がふえるということにはなかなかならないかな と。もともと運ばれてきてたのが早い時間に来るので、命を助けられるケースがふえるということか なとは捉えている。

金澤 浩幸委員

・ はい、わかった。とすると、函病のこの補助金と経費の部分だけを考えていくと毎年毎年ここの部 分だけで収入に与える影響はあるということで、まあ函病はその分収支は悪化するんだけれども、近 隣の乗って来られる方たちの命が助かる可能性がふえると、そういうことだと思う。わかった。

・ で、もう1点聞きたいのが、精神病棟等で50床あいてる。これの部分というのは、これから先どう いう活用を考えてるのか、お聞かせいただければと思う。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 今、実際に精神病棟のところでは1階西病棟と2階西病棟という2つの病棟があいている。1つの 病棟については50床分、精神病棟の部分を今、休止という形でいつでも再開できるようにしてる。も う1つのところの50床について、今いろいろ院内ではこの活用方法を検討はしている。幾つか候補は 挙がってはいるけれども、どちらもいずれにしてもやっぱり人手のかかる話なので、にわかにすぐ来 月になったら何かに使うとかっていうことでは決まってないが、一定程度収益の上げれるような形、 またあるいは将来的に本棟のほうの病棟との連携で、そちらに患者さんを送って、別の病棟のような 形の連携をとれるような病棟にするだとかっていう、幾つか考えてはいるけれども、そのことでの今

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後の活用は考えているが、今ここでこうですというふうな説明ができるほどのものでもまだない。

金澤 浩幸委員

・ 民間の病院さんのほうで、例えばあいてる病棟を借りてというような話があったとしたら、それは どのように考えるか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ いろんなケースがあると思うけれども、基本的にはよそにお貸しするような、お願いするようなこ とにはならないかと思う。ただ、まだどういうふうに活用するか決めてないものだから、場合によっ てはそれも選択肢の一つになるのかもしれないが、今のところはそこまでは考えていない。

金澤 浩幸委員

・ 例えば具体の話でどこかから話があれば聞く程度は用意するということだね。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ もしそういう形で具体のお話があるんであれば、私どもとしてはお話を伺ってみたいなとは思って いる。

金澤 浩幸委員

・ わかった。黙ってあけておくのだけは一番もったいないのかなと思ってるので、そこら辺は院内で もよく検討していただいて、いずれにしても収益は赤字だから、プラスになるような方向で取り組ん でいただきたいと思うので、お願いして終わる。

委員長(池亀 睦子)

・ はい。ほかに。

吉田 崇仁委員

・ このドクターヘリが赤字の要因で、何もかにもドクターヘリが悪者のように言われるけれども、私 から見るとこれは人口減少と高齢化、そういった患者の見込み数が若干狂ってきたということなんだ。 それで今後の改革プランによって、この見込み数は大事だと思うんだ、再建するためには。で、どの ようにこの、ふえるのか減るのか。減っていくならどの程度でこの、パーセント率、というか、減っ てくのか、そういうことを考えているか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ まず、ドクターヘリの関係だけで赤字ということだが、本当にそこはもしそういうふうに受けとめ ていただいているのであれば大変申しわけなく思う、決してドクターヘリだけでこういう大きな赤字 が生まれたわけではないので。それから、外来は先ほど斉藤委員からも御指摘いただいたようなこと で、そこはそういう形になろうかと思う。ただ、入院の部分については、やはり何人入院患者にする のかという部分、あくまでも病院の収益というのは入院の患者数掛ける1人当たりの単価という、こ の数字しかないものだから、単価を上げるのであれば入院患者を少し落としていってもいいし、単価 を上げれないのであれば入院患者をふやさないと、掛け算でこれしかないものだから、自分たちで勝 手に単価も決めれないので、そういう意味では単価を上げれないのであれば一定の入院患者は確保し なければ収支はとれないということで、やっぱり今、目標を480人とかっていうふうにしている。

実際 のと ころ、 現在 やはり 480人 を少し 下回っ てる数 字な ので 、今後 のこと もある けれども、 それ

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から地域医療構想における病床のあり方の問題もあって、目標は今ここで幾つというふうには申し上 げら れな いけ れども 、一定 数、 やっぱ り48 0人に 近い数 字だと か、そ れを下 回る にし ても下 回った 分 単価を上げていくような工夫だとかっていうようなことでのことを考えた上で改革プランは当然つく っていかなければならないと思っている。

吉田 崇仁委員

・ 本当に、国はこの病床数を削減していくという中であってふやすのは全然……。それで先ほど能登 谷委員からもお話があったけれども、この南茅部病院というのは地域にとっては大事な病院なんだ。 現在、相当老朽化していて、実際にこの収支を見ると大幅な赤字なんだよね、そんなにベッド数もな いし、また患者も。ところが、患者にとってみれば病院は一つのコミュニティの場であり、待合室ま た控室か、いろいろ世間話するのには大変そういうところが気に入られているところだ。そうしたこ とを考えると、相当古いものだから新しく建てかえる気はないのか、それをちょっとお聞きしたい。

委員長(池亀 睦子)

・ 答弁できるか。

吉田 崇仁委員

・ 答えられるだけでいい。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ この南茅部病院の建てかえについては、おっしゃるとおり建物が非常に古くなっているので、いず れかの時点で建てかえはしなければならないとは認識している。ただ、あの病院をどういうふうにす るのかというか、先ほど申し上げたように、地域における医療のあり方をどうしていくんだというこ とで、1月に開催された東部地域との懇談会の中で市長のほうからもお答えをさせていただいている けれども、病院のベッドを残すのか、またベッドは残さないのかとかっていうそういう議論もある。 だけれども、まず病院の医療機能というか、医療として持っている機能――役割をあの地域に残すこ とは必要だという認識はしている。だから、残し方の問題だということで、それは今後検討させてい ただきたいと思う。

吉田 崇仁委員

・ 私はあんなに立派な病院はいらないと思う。人口も少ない。診療所的なものでもいいから新しいほ どいいんだ。要するに、新しいというのは暖かいから。そうすれば患者さんも喜ぶし、また病院に入 ってる方々もいい。だから、とにかく今なら寒いんだ。もうひびが入って、そして窓なんかすき間風 が吹いてくる。だから担当の先生も大変だと思うし、また入ってる人もだんだん嫌がって行けなくな る。快適な環境のあるそういう診療的病院だったら、たくさん集まってくるんでないかと。そうする と健全収支にも役立つと考えるんだけれども、その点、早めにいかがか、建てかえをするの。

委員長(池亀 睦子)

・ 答えれる程度でよろしいかと思う。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 今、吉田委員からいただいたような御意見も踏まえて、いろいろ検討させていただきたいと考えて いる。

(12)

吉田 崇仁委員

・ 最後に、私はこのジェネリックの、収益、函館市の採用状況を見ると平成25年3月末が55.4%、平 成26年3月末が58.6%、それでことしの3月末は66.4%か、ジェネリックに対する認識が深まってき たと 。そこ で今 後、こ のジェ ネリ ックを 100% と言え ば変だ けれ ども、 90%ま で上 げて収 益率に 還元 してやるということを考えているか。函館病院はこのジェネリック専門の病院だと。患者さんもそれ で治れば信頼するから、だからもう90%ジェネリックで函病は行きますというそういうスタンスがと れないのか、いかがか。

委員長(池亀 睦子)

・ 答えれる程度で。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ ジェネリック、66.4%は決して高い数字だとは思ってはいない。全国的には余りよくない数字で、 結構皆さん、どこの病院でもお使いになっている。だから、8割くらいが基本なのかなとは思うけれ ども、なかなか全部というふうにはならないと。特に、ここの病院の場合はそれぞれの大学の医局か ら先生方が来ている関係もあって、その大学のほうで使っている薬、あるいは抗がん剤についてはど うしても新しいものが次々出てくるから、そういったものを使っていくと。治療成績を上げるために そういう形になってる部分もあるので、ただ、吉田委員おっしゃるとおり、ジェネリックを使って収 益率を上げていくという部分は認識しているので、それは少しでも上がるように目標を高く持って検 討していきたいと思う。

吉田 崇仁委員

・ いや、部長、私はジェネリックは安いと思って、漢方薬でもいい。安いほどいい、治ればいいんだ から。治ったとなれば患者は喜んで、そのためにはありとあらゆる安いものを、安価なものを提供す るっていうことは必要なんだ。ただ、今はジェネリックしかないから、私ジェネリックを90%と言っ たんだけれども、もっと安いものがあれば、同じもので、高いものでなく同じものだったなら、治れ ばいいんだから、漢方薬でも何でもいいと思う。あなたの考えはどうか。

病院局長(吉川 修身)

・ 国の政策でも80%にしなさいと言われてるので、それに近づける。先ほど部長が言ったように、新 薬というのはどうしても一定程度あるので、そこのところは新薬で――抗がん剤とか化学療法をやる 薬っていうのはかえようがなくて、ジェネリックそのものがないので、だから最後には20%くらいは 残るかなという認識でいる。80%には近づけていく。

吉田 崇仁委員

・ せっかく黒字になったのが一転して赤字になったと。それをまた黒字にするというのは本当に苦労 すると思うけれども、ありとあらゆる手段で健全経営をやっていただきたい。終わる。

委員長(池亀 睦子)

・ ほかに。

市戸 ゆたか委員

・ 今、皆さんの意見を聞いてて何点かだけ質問したいと思うんだけれども、私も以前の民生常任委員

(13)

会で公立病院の改革プランをつくるに当たって、もう本当に赤字だった函病をどう黒字にするかって いうことの視点で、四半期報告も民生常任委員会にしてもらって、で、黒字になって本当にうれしく 思って。その反面、現場ではすごい努力をしているというふうに評価していたんだけれども、今回の、 先ほどから出ているドクターヘリ対応の工事の影響ってあるんだけれども、工事の影響は以前にも質 問したかもしれないんだけれども、その閉鎖した病棟というのは何科だったのか。どのくらいの期間 閉鎖したのか。1年のうちの何カ月なのか。そこをちょっともう1回確認したい。

○病院局管理部経理課長(田中 瑞穂)

・ ドクターヘリ関連の工事による病棟への影響についてだが、主な影響については、ドクターヘリは 4階に新たに救命救急病棟をつくるという工事とエレベーターの増設という工事があって、それは4 階の上と下なんだけれども、大きな影響があったのは5階西病棟の消化器センターの44床というのを 昨年11月から12月までの2カ月間閉鎖したというのが大きな影響だ。

市戸 ゆたか委員

・ 消化器センターを閉鎖したということで、ある意味――内科だよね――ちょっと私、先ほどからド クターヘリの工事の関係って言ってるんだけれども、それだけではないなと私も思っていて、実は函 病の収支状況を見させていただいて、私がずっと気にしてたのは材料費だ。材料費が本当に、患者さ んがふえることによって材料費もふえていくということで、ずっと心配してたんだけれども、平成26 年度の当初予算、この資料でいうと2ページだけれども、当初予算の材料費よりも今回材料費の決算 見込みが上回っているということで、ドクターヘリで閉鎖したのは消化器内科だから、抗がん剤のい ろんな薬品もそうだけれども、オペをすることによってのその材料費から、血液製剤によっての薬品 の材料費、それがすごく高くなっていってるということは聞いて承知はしているんだけれども、この 平成26年度の当初予算をさらに上回ってるというあたりでは、病床数は減ったけれども、患者数は減 ったけれども材料費はさらにアップしてるというところでは、どういう評価をして、今後どういうふ うに改善していくのかということがなければ、またこれ来年度材料費がアップしていくと。で、先ほ ど来から聞いていると、その新しい薬品に高額な薬品が使われてるということもあるんだけれども、 そこをどういうふうに議論してやっていくのかっていうのが非常に今後大事なんじゃないかなと思う んで、そこをちょっとお聞きしたい。

委員長(池亀 睦子)

・ 今、市戸委員から御発言のあった「オペ」は「手術」ということで。

市戸 ゆたか委員

・ ああ、済みません。わかるよね。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 申しわけない。まだ決算の細かい分析が不十分なものだから、なかなか内訳がどうこうというお話 はできないけれども、やはり前段おっしゃられたような部分での使い方だとか、高いものの採用とい うような部分では、あるのかなというふうには思っているけれども、その辺も含めて次回というか、 御報告のときにはもう少し細かい分析でお話しできるかと思う。

市戸 ゆたか委員

(14)

・ 改革プランに基づいて経営改革評価委員会がずっと行われてて、先ほど来、3カ月に1回やってき たものを半年に1回ということで、今回も第1回の評価委員会が6月3日に行われてる。それで、私 も読ませていただいたんだけれども、細かいことは言わないが、先ほど御説明のあった全国標準との ベンチマーク、これは非常に今後の函病の経営に役に立つんじゃないかなと思うんだけれども、この ベンチマークというのはいつぐらいになったら報告できるのか、どういう内容で、1年に1回評価し て分析していくのか、そのベンチマークのやり方っていうか、その評価の仕方とか、そこら辺はどう なるのか。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 既にデータは病院に届いていて、それぞれの診療科のそれぞれの各手術だとか、各治療の段階にお いての比較を進めているところだ。それぞれの診療科に、院長のほうから各診療科の先生方に直接お 話をして、全国のレベルでいくとこういう使い方、こういうようなものになってるけれども、うちの 病院の動きはこういうことになっているということで、これを標準に近づけていくためにはああいう 工夫、こういう工夫、薬の使い方もあれば器具の使い方もあるだろうし、そういったものを今まさに 院内で進めている段階だ。

市戸 ゆたか委員

・ そういう分析、もう少し早くにできればよかったなと思って、私この委員会の議事録を読んでいた けれども、これからそういう分析をしていくというのであれば、期待したいなと思っている。

・ 私が心配しているのは、新改革プランをこれからつくるということなんだけれども、以前もそうだ ったんだが、この改革プランをつくって経営がどう改善していくのかを見据えた中で、経営形態の見 直しというのが検討されていくわけなんだけれども、私が一番心配しているのは、前もそうだったん だけれども、ここで、函館市自治体病院として本当に、もしかしたら民間に譲渡されてしまうんじゃ ないか、このまま赤字がずっと続いていったら譲渡されてしまうんじゃないかっていう心配をしてい る。だから、自治体病院として残っていくためには、たくさんのもうけじゃなくても経営改善してい く努力をきちんとしていかなきゃいけないと思うんだけれども、そこら辺の新しいプランについてど ういうふうにお考えか、お聞きしたい。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 新しい改革プランについては、まず平成27年3月に国のほうで公立病院改革ガイドラインというの を示している。このガイドラインの中で平成27年度、平成28年度中に改革プランをつくりなさいとい う形で示されているが、この改革プランをつくるに当たっては大きく4つの項目――内容が示されて いる。1つについては地域医療構想を踏まえた役割の明確化、それから経営の効率化と、再編ネット ワーク化、そして経営形態の見直しということである。

で、この経営形態の見直しに関しては、いろいろ前回の改革プランのときにも同じような形だった けれども、民間的な経営手法の導入等、まずそういった観点から独法化だとか、それから指定管理者 制度だとか、または地方公営企業法――既に成りかわってるけれども全部適用だとか、最終的には民 間譲渡も含めてということで、一応これらの掲げられているものについては私どもも検討はしなけれ ばならないなと、どういうふうにできるかも含めて。検討した上で、それが可能なのかどうか、可能

(15)

となったときにメリット、デメリット含めて検討した上で可能なのかどうかというようなことも当然、 検討の俎上に上げてかなきゃならない部分と理解していて、必ずそういうふうになるということでも ないし、また今時点で全くそういうふうにはならないとも思っていない。可能性とすればいろんなこ とを考えながら、当然検討はしていかなければならないと。ただ、独法化にしてもかなりハードルが 高いものだから、いろいろ条件で難しい部分は多いだろうなとは認識している。

市戸 ゆたか委員

・ わかった。平成28年度にこのプランを策定するに当たって、ことし一年が勝負――勝負でもないん だけれども、ある程度評価していかなければならないことなんじゃないかなと思うので、先ほど来、 四半期ごとの決算、その報告をきちんとしていただきたいなと私も思うし、それから先ほど来、言っ ていたベンチマークの報告もしてほしいなと思っている。

・ それともう一つだけ。南茅部病院なんだけれども、先ほど吉田委員が大きな病院じゃなくていいっ て言ってたんだけれども、私もちょっと気になっていて、1ページの南茅部病院の病床利用率だけれ ども、南茅部病院の病床数は一般37床、療養22床ということで、そのうちのどこが少ないのかなと。 療養病床は満床なのか、一般病床が少ないのか、この病床利用率が低いのは何が原因なのかっていう のをちょっとお知らせしていただければなと思う。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 恐らくだけれども、結果を申し上げると、患者さんを診れる医療職、特に看護師さんが足りないと いうことで、全てを入れたのでは看護師さん自体が全然足りない状況だ。もともと今の改革プランを つくるときに、人の足りない部分もあるものだから、この一般の37床だけの運用でとりあえず行きま しょうと。療養は当分お休みしてはどうですかというところからスタートして、人を少しふやせるこ とになってきたものだから、療養も途中から再開できたということで、といっても今のドクターの人 数と看護師さんの人数からいけば、全部入れたのではなかなか見切れないという状況ではある。

市戸 ゆたか委員

・ びっくりした。看護師が足りないということで、これだけの病床利用率も下がっていくんだなとい うふうに思うけれども、本当にこれちょっと考えていかなきゃいけないことだなと思った。とりあえ ず今回の質問はこれで終わる。

病院局管理部長(藤田 公美)

・ 申しわけない。今のでちょっと追加の御説明を。

・ 看護師さんが足りないと言ったのは、患者さんに対する看護師さんの数によって入院の単価が変わ る。それで15対1だとか、13対1だとか、10対1とか、7対1ということで、それぞれの看護師さん の人数によって、入院の単価がずっと違うものだから、函病なんかは7対1ということで、手厚い看 護でその分単価も上げていただいてると。今、南茅部病院は少ない人数ではあるけれども10対1で運 用しているものだから、患者数をどんどんふやしていくとその部分が13対1とか15対1とか減ってい くということで、その単価と人数との兼ね合いになるんだけれども、それもあって今、10対1で運用 できる範囲での一般は入院患者数にしてるということもある。

委員長(池亀 睦子)

(16)

・ 市戸委員、よろしいか。

市戸 ゆたか委員

・ はい。

委員長(池亀 睦子)

・ ほかに御発言ないか。(なし)

・ それでは、発言を終結する。

・ 理事者におかれては、本日の議論を踏まえ、今後の対応を進めていただきたいと思う。

・ 理事者は退室願う。

(病院局 退室)

委員長(池亀 睦子)

・ 議題終結宣告

・ 皆様に御相談だが、このような時間だが引き続き……。

能登谷 公委員

・ 委員長、終わるというのは、これもうやめるのか。やらないのか。

委員長(池亀 睦子)

・ いや、この本件。この病院局の。

能登谷 公委員

・ きょうの話はだろう。まだ続けるつもりはあるのか、ないのか。

委員長(池亀 睦子)

・ 調査か。

能登谷 公委員

・ うん。

委員長(池亀 睦子)

・ 御報告を受けようということなので、皆様の希望がまたあれば取り上げる。

能登谷 公委員

・ なるほど。俺、まだやると思ったから、きょうは2項目しかやらなかったの。まだまだやりたかっ たの。

委員長(池亀 睦子)

・ その都度、そういう御希望があれば病院局に御報告を……。

福島 恭二委員

・ また、四半期のやつが出るっていうから。

能登谷 公委員

・ だからそのときに。

委員長(池亀 睦子)

・ わかった。そのように。

・ じゃあ、本件に関しては終わる。

(17)

・ で、御相談だが、12時であるが次の福祉コミュニティエリアの整備の進捗状況について、どうする か。

福島 恭二委員

・ 報告を受けたらいい。

委員長(池亀 睦子)

・ 引き続きでよろしいか。(「はい」の声あり)

・ じゃあ、引き続き行う。

(2) 福祉コミュニティエリア整備の進捗状況について

委員長(池亀 睦子)

・ 議題宣告

・ 本件については、6月30日開催の民生常任委員会において福祉コミュニティエリア整備の進捗状況 について確認することとしており、7月28日付けで資料が配付されているので、説明を受けるため理 事者の出席を求める。

(保健福祉部 入室)

委員長(池亀 睦子)

・ それでは、資料の説明をお願いする。

保健福祉部長(藤田 秀樹)

・ 資料説明:福祉コミュニティエリア整備について (平成27年7月28日付 保健福祉部調製)

委員長(池亀 睦子)

・ お聞きのとおりだ。ただいまの説明も含め、本件について各委員から何か御発言あるか。

能登谷 公委員

・ この地図を見ると、山の手日吉通の一番下に民有地計画地対象外と書いてるけれども、これはこの 計画のいろんな部分の中で支障はないんだろうか。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ 私ども、これまでに民間事業者さんといろいろヒアリング――意見交換を重ねてきた中で、この民 有地 に つい ても 取得の 希望 があっ た事業 者も いるし、「 いや、 これが なくて もい いで す」と 言って い ただける事業者もいた中で、じゃあエリアに含めるのか含めないのかということも考えて、スケジュ ールということも踏まえると、総合的に考えていくと市でもって事前にこの民有地を取得するという のはスケジュール的にも合わないし、なかなかゆるくない話だということで、ここはエリア対象外と させていただいてるところだ。

能登谷 公委員

・ じゃあ、道路がその部分だけ狭くなるとか、そういう部分っていうのは考えられないんだね。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ 道路は道路でもって、道路用地の取得ということで北海道が主体となって用地交渉に入るので、道 路部分についてはきちんとした幅で取得がなるものと想定されるが、時間は相当かかるものという想

(18)

定をしている。

能登谷 公委員

・ ということは、民地があるないにかかわらず道路の幅とか道路はそのまま有効利用はできるという ことで解釈していいか。(「はい」の声あり)わかった。

委員長(池亀 睦子)

・ ほかに御発言ないか。

斉藤 佐知子委員

・ 去年の11月に、この整備基本構想策定に向けた中間報告をいただいている。そういう中で、今回こ の整 備 手法 で「 複数の 事業 者の連 携帯に より 、エリ ア全 体を一 体的に 整備 する」、そ ういう ことを 進 めていきたいと書いている。となると、前の中間報告の中では例えばゾーンごとの整備だとか運営の 可能性というのもあったけど、それはなく、とにかくエリア全体を一体的にというところで進めてい くという考えでよろしいか。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ 平成26年11月に策定した中間報告の中では、いろんな御意見をその時点でもって書かせていただい た。その時点においては、なかなか一体的に整備をするという事業者がなかったと。ない状態が長く 続いて、その後、平成27年3月に基本構想を策定させていただいた中で、基本構想の8ページ9ペー ジのほうにも書かせていただいたんだが、その中間報告までの内容としては事業実施の可能性として 首都圏の大手ディベロッパーは地方への参入が厳しい状況である、また市内の事業所においても一体 開発が可能な事業者がないという標記をさせていただいたところで、さらには中間報告以降、民間事 業者との意見交換等を進めていってる中で、一体開発を複数の事業者で行いたいという意向を持った 事業者が複数あらわれたということでもって、これらの事業者と鋭意意見交換をさせていただいて、 これで行き着けるんだろうなということで、本年3月に基本構想をまとめさせていただいたところで して、その基本構想の中では一体整備を示しているところだ。

斉藤 佐知子委員

・ わかった。それで今、この12月に募集要項を作成して開発事業者の公募を開始するわけだが、この 段階で一体的に進めていくに当たって用途地域の変更だとか、そういうことなんかも事前にした上で、 この公募というか募集要項とかをつくっていくんだろうか。それとも、用途地域の変更とかそういう のはなく、今の状況のままで募集要項は進んでいくんだろうか。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ 基本構想の中でもお示しはしている。現在の計画地は第一種低層住居専用地域で、静かな住環境が 保たれているわけだが、一方、地域包括ケアシステムを構築するために必要な事務所機能、例えば訪 問ヘルパー事業所だとか、居宅介護支援事業所だとかの建設ができない。さらには生活利便施設等の スーパーだとかがぜひ必要だと皆さん申し上げるし私どももそう考えているところでは、店舗の建設 もできないということで用途地域を変えていくということで考えている。時期的なものに関しては8 月に入って以降、公募の時期までには整理をしたいと考えている。

斉藤 佐知子委員

(19)

・ わかった。それで、選定方法に当たっては選定委員会を組織するとなってるんだが、この選定委員 会の中身というか、それは保健福祉部の中の人たちなんだろうか。どのような方々でこの選定委員会 は組織するのか。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ まだ決定ではないんだけれども、イメージとして、事前に私どもが持ってるイメージとしては、学 識経験者を中心とした外部委員とともに市の職員も含めて組織するけれども、何せスケールが大きい ものだから、保健福祉部、例えば私のような課長クラスが出たところでどうなのよということもある ので、市の職員には特別職をちょっと想定している。

斉藤 佐知子委員

・ わかった。以上で終わる。

委員長(池亀 睦子)

・ ほかに御発言あるか。

市戸 ゆたか委員

・ 何回か質問をさせてもらってきたんだけれども、今、斉藤委員に説明した中で、複数の事業者で公 募をやっていくという方向になっていると思うんだが、そうしたら12月の公募というのはどういう形 で公募されるのか。要するに、市がどういう形で何者の事業者を決めるとかそういうような形で公募 するのか、例えばここの区画はどこ、ここの区画はどこ、ここはどこというふうに公募するのか。一 体的にやるところがないっていうんであればどうなるのかなと思っていたけど、どうか。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ 何回か御説明してるかと思うけれども、あのエリアをまず1枚で買っていただく。だけれども、そ こには住まい、医療、介護、予防、生活支援、いろんな機能が入り、スーパーさんも出てくる。とい うことで、なかなか1者で手を挙げるということは難しいんだろうなということで、いろんな複数の 事業者が集まってグループをつくってくださいと。で、それが一つのグループとして手を挙げてくだ さいと。それが複数あらわれて、競争になるというようなイメージでいる。

市戸 ゆたか委員

・ 前の民生常任委員会で斉藤委員の質問に、今、事業者からヒアリングをしてるということで、その ヒアリングの方法が今、ほかの自治体でもやってるんだと。サウンディング市場調査ということでや ってるということを答弁していたと思うんだけれども、そうすると今まさにいろんな事業者とヒアリ ングをしてると思うんだけれども、グループをつくって公募をしてくださいというそういうグループ をつくるくらいの事業者さんとヒアリングしているのか、それともある一部の事業者さんとヒアリン グをしているのか、そこはどうなのか。

○保健福祉部地域福祉課長(桐澤 睦巳)

・ 現在、新しい民生の委員の方々の御就任の際に、一度皆さんに個別に御説明は申し上げたところだ けれども、4月30日から6月30日の期間で事前エントリー制というのを導入して、一体的整備に意向 のある事業者さんとヒアリングを重ねていく意見交換をしていくということを、一応、実施要綱を定 め、これをやっている。そういう、まずは、この事前エントリーというのはどういうものかというと、

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